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2008-12-15

『今日も、ふつう。』

20081215013829
4月と8月に出演したアロッタファジャイナの公演に行ってきました。

マチネに行くはずが、寝坊してソワレに…。

楽日に何やってるんだか。

あやうく立ち見になるとこでしたよ。
2時間15分立ち見はツライ…。

座れてよかった。端っこだったけど。

観る前から、オスカープロモーションの国民的美少女が4人も出るということでテンションが上がる。

あと、私的には、「新本格ミステリ演劇」というチラシの文句が気になるところ。

「ふつう」のことを描こうと決めた、という作・演出家のパンフの挨拶どおり、女子高生4人組がある推理小説の謎を追う、という設定は、まあミステリー好きには普通っちゃあ普通。

少なくともファンタジーではない。

やっぱりファンタジーは難しいよね…。
観客にとってなじみのない設定を、説得力があるように、かつ、説明くさくなく説明するのはかなり高度。(ルドンの反省)

「ふつう」な脚本はなかなかよかったっす。
とくに中盤まではすごく面白くて、出たいなぁと思いながら観てました。

オスカーの国民的美少女を4人もそろえておいて、あえて劇団の女優をヒロインに据える根性が素敵。

ヒロインをめぐる殺人事件の顛末は最後まで一貫してたし、意外性もあって面白かったけど、それ以外の、ヒロインに関わらないドラマを持ってる人たちの処理をもっとうまくやらないと、これならキャストを減らして、上演時間を短くしてって思っちゃう。

どのキャストにもドラマがあることはもちろんいいんだけど、今のまんまじゃそれぞれのドラマの尻切れ感は否めない。

あと、昭和のメロドラマみたいな部分は白けるからいらないなぁ。

目の前で恋人が死んで慟哭したり、三角関係のもつれで人を殺したりはね。(三角関係が三組も登場するのは面白かったけど)
意外性のない、手垢のついた展開だにゃ。

今回わかりやすかったという評価が多かったみたいだけど、わかりやすいというのはつまり想像どおりの展開だった、ってことでもあるよね。

わかりやすいが悪いわけじゃないけど。

演出上、一番気になったのは、場転(シーンの転換)の多さ。

細かすぎるし、途中でいったん切って別のシーンをはさんでまた戻ってくるっていう手法の使い方が効果的じゃない。

場転中の曲が前半は全部一緒で、いかにもミステリーな曲なんだけど、前半はまだ明るいシーンのほうが多いから合わないし。

復讐の監禁現場と、京都と、三角関係の修羅場、という時空間の違う3つのシーンを舞台上に同時に乗せるとこと、ヒロインの過去の回想を、小説を読むように出演者全員が順番に語るとこも上手くないなぁ。

序盤の手紙を読む演出はよかったのになぁ。

劇中曲「女の秘密」を女キャストが歌い踊るのも面白かった。

ストーリー上の情報や、描きたいシーンの、入れなきゃいけないと、いらないと、入れたいを混同してて、取捨選択の基準が一貫してない気がする。

ヒロインとその後輩が、館の前で別れを惜しむシーンは確実にいらない。

2つ前の車中シーンですませておいて、10年後かなんかのヒロイン以外の3人の未来シーンをはさんで、次はヒロインとお兄ちゃんが抱き合って、山下達郎を聴きながら炎にまかれてる、という心中シーンのほうが絶対いいのに。

モノトーンでそろえた衣装はよかったけど、革パンツ、革スカートはダサイなぁ。光沢のある黒をみんなに使いたかったんだろうけどさ。

バスタオルとバスローブも色そろえてほしかったな。それと、竹内勇人の靴が茶色だったのを私は見逃しませんよ。そこは黒でそろえなきゃ。

ケイタイとか食器とか、小道具がほぼ全部あるのに、人を殺す凶器だけが出てこなくて、それは計算なのかもしれないけど(シャベルだけ出てきちゃうけど、まあそれは前からの流れがあるからね)、凶器ないならアクションのマイムはそうとう上手くないと。

やってるほうが、今、自分はどんなモノで、刺し刺され、殴り殴られてるのか、完全に再現しないと客にはなんとなくにしか伝わらない。

いらないモノベストは、ドアの大道具と、管理人役。

役者さんはみんなよかった。

前から思ってたけど、作・演出家の松枝さんは配役がうまい。

役者同士の相性や、個々の役者の質を見抜いて配置するのが上手いんだろうな。
女子高生4人組は、それぞれのキャラ分けも、4人のバランスもよかった。

とくに、山川紗弥ちゃんと清浦夏実ちゃんがよかった!全然アイドル芝居じゃないし。さすが演技部門賞。

オスカーさんたちはチラシ写真より実物のほうが可愛くてもったいないー。

あとは、青木ナナのクラブのママ(ヴィジュアル)、井川千尋のマネージャー(初登場シーンの沈黙)、加藤沙織のタレント(マネージャーへの罵倒)がよかった。

というわけで長くてすみません。

写真は、観劇後ヒマつぶしにお茶した若宮亮くん。

りょうちんも年末に芝居するんだよね。

クリスマスも稽古&仕込みだそうです。
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comment

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今回はやけに熱い文ですね、影で色々頑張ってるのがよく判る文章ですよ(笑)
お互い頑張りましょう

あ~あ久々の写真も半分写ってないですね

長くてすみませんー。

冷静に考えてスタバで写真撮ってるのどうだろうと素に戻った。


いろいろ言いたくなる芝居はいいよ。

とくに感想が思い浮かばない芝居より全然いい。


あ、あとひとつ言っとかなきゃ。

今回もアロッタはキスシーンが多かったです。

願望、なのかな。

あと妹萌え。

では、言い逃げー。

さすがに…、

よく見ていますね!
私もこの舞台は見に行きましたが、サスペンスドラマ調で面白いと言うのが素直な感想でした…。脚本家の主観、やりたい事を全面に出して哲学的、抽象的で一般人には判り辛い芝居よりは好きですね!単純に吉本新喜劇的な解り易い芝居が好きなのですが…。
舞台に立つ側の方は見所が違いますね!

私も。

わかりづらいのはキライ。

難しいねぇ。

役者によっても好みが分かれるしね。

脚本を書きたいとは思わないんだけど、演出はしてみたいなぁ。

『ルドンの黙示』のDVDを観たけど、自分の未熟さにぐったり。
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imyou

Author:imyou
東京で役者をしている 【金子優子】 の日記です。
■■今後の予定■■
☆『夜を忘れなさい』
2017年6月2日(金)〜6日(火)
新宿 シアター・ミラクル
☆『希望の星』
2017年11月8日(水)〜12日(日)
池袋 シアターKASSAI

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