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2009-02-12

『女王国の城』

20090212191136
有栖川有栖・著。

お風呂で着々と読み進み、やっと読了。

新興宗教の総本部で起こる連続殺人に、英都大学推理小説研究会が挑む。

部長の江神二郎を探偵とする、学生編アリスシリーズの第4長編。

学生編としては前作から15年経っています。

有栖川有栖のどこがスゴイって、キャラクター造形なんでしょうね。

作家編アリスにしても、学生編アリスにしても、キャラクターたちが際立ってる。
それが今の、マンガ全盛という時代と、それに伴うキャラ萌え小説の時代に乗ったから、他のミステリ作家から一歩抜きん出たんだろうな。

江神さんをはじめ、先輩である望月、織田のキャラクターもより強調されて、愛すべき人たちになってるし。

アリスとマリアの関係も、微妙な変化を見せている。
作中の時間は1年とか2年だけど、書いてるほうも、読んでるほうも、大人になったなぁ、みたいな。

私が言うのもおこがましいけれど、文章が技巧的になったっていう印象。

以前は、あえてなんだろうけど、起きた事実をただありのまま書いてます、っていう感じで、その潔さも好きだった。
でもやっぱり、その分、普通の作家っていうイメージも強くて。

今回は、情景、状況、心理の描写が巧み。
アリスとマリアの視点の使い分けも上手い。

作中の宗教団体が、連続殺人が起きているにも関わらず、警察の介入を頑なに拒否する謎の回収の仕方が、とても合理的だしスマート。

ミステリとしてはオーソドックスだけど、子供の遊びのようなミステリとは一線を画してる。


ということで有栖川は読み終わりまして、今は、古野まほろ『天帝のみぎわなる鳳翔』に入ってます。

ヤバイ。

あいかわらず、まほろの文章はヤバイ。

へなちょこ本番中に我慢できずに買って読み始めたけど、まほろに引きずられて、『へなちょこヴィーナス』の健やかな世界に帰ってこれなくなりそうで封印してました。

終わったので心置きなく読めます。

ルビの嵐。
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comment

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ああ、えーっと、

ニャー

こんにちわ。

読書の幅ってなかなか広げられないので、
読みたくなる解説、ありがたきです。

ちなみに、表紙がぬこって訳じゃないよね。

にゃー。

顔認識するまでに時間差があるので、なんか素敵な顔になってます。

有栖川にぬこはまったく関係ありません。

作家編アリスのほうの探偵である火村助教授は、猫を3匹飼ってます。
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imyou

Author:imyou
東京で役者をしている 【金子優子】 の日記です。
■■今後の予定■■
☆『夜を忘れなさい』
2017年6月2日(金)〜6日(火)
新宿 シアター・ミラクル
☆『希望の星』
2017年11月8日(水)〜12日(日)
池袋 シアターKASSAI

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