2009-10-24

『妃は船を沈める』

を読みました☆

有栖川有栖の、臨床犯罪学者・火村英生シリーズの第8長編。

長編といいつつ、当初中編として書いた『猿の左手』という作品に、2年後に書いた『残酷な揺り籠』という中編を、長編の後半としてつなげた作品で、事件自体はそれぞれ別の殺人を描いています。

共通しているのは、〈妃〉とあだ名される女をめぐる物語であること。

やっぱり男性作家が描く女性像って、ちょっと夢見がちなところがありますね。

この作品には、〈妃〉とあだ名される女の他に、有能だけど幸薄そうな女性刑事、アリスの先輩である女流作家などが出てきますが、女として共感するところがあまりない。

ある一面を強調された、物語を動かす駒としての要素が強すぎて、生きている女って感じがしない。

にしても、作中のアリスの女性の好みがわかりやすくて微笑ましい…。

そして、火村がいつもネクタイを緩める理由が、過去に首を絞められたトラウマがあるのか?と思わせるような記述が突然出てきてびっくり。

孤高の犯罪学者の過去は謎のままでいてほしいような…。
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