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2014-01-03

『永遠の0』(ネタバレ注意!)


映画『永遠の0』を観てきました。
ネタバレありです。ご注意ください!

原作を読んだときから感じていたけど、構成が上手くない。
現代、祖母の死をきっかけに、実の祖父・宮部久蔵の生涯を調べ始めた姉と弟が、祖父の同僚だった軍人たちに次々と話を聞きに行き、軍人それぞれが過去を回想し、自分たちの見た宮部の姿を語る、というパターンのくりかえし。
映画にしにくいだろうなと思ってたけど、やっぱりな。
インタビューは演劇(ライヴ)、回想は映像とかだったら表現しやすいかも。
映画ははしょってるところも多いから、わかりづらい展開もあったし。
あと、原作もそうだけど、セリフがなんか普通。
テーマとして言ってることはすごく明解だから、もっと上手くやればもっと伝わる気がする。

多くのシーンで、俳優の声が謎の反響してて違和感。
画面の白が粒子のようにじわじわしてるのも気になる。
音楽が過剰すぎ。過剰すぎると思ったシーンが3回くらいあった。
あと細かいことだけど、最後に監督名が止まるエンドロールが苦手(笑)
そして、やっぱり特攻シーンは辛い。本当にこんなの「作戦」じゃない。

現代側がちょっと泣きすぎだなと思う。
気持ちはわかる。実際、戦争体験者の話を聞いたら涙が出る。
でも作品としては、インタビューシーンが何回もあるから、スクリーンの中の人たちが毎回泣くと、観客としては泣けなくなる。
主人公ポジションである宮部の孫役の三浦春馬くんが、最後に義理の祖父の話を聞いたときには涙を堪える演技をしてくれていたら、彼の成長が見えてより良かったのでは。

宮部役の岡田准一くんは素晴らしいです。
自機のエンジン不調に気づき、年若い特攻兵を生き延びさせようと決断する顔。
執拗な対空砲火の弾幕をかいくぐって敵艦に突っ込んでいく顔。
卓越した飛行技術を持ち、誰よりも死ぬことを恐れていた宮部が特攻を志願したのは何故なのか、原作を読んだときより納得できた。
あと、敬語上司(夫)に萌え。

そして、平幹二朗(80歳)、山本學(77歳)、田中みん(68歳)、橋爪功(72歳)、夏八木勲(享年73歳)の軍人たちが素晴らしい。
年を取るってこういうことだと思う。

ラスト、これまでの登場人物たちがカメラ目線で語りかける演出と春馬くんの叫びは微妙だったけど、敵艦に突っ込んでいく岡田くんのアップから、「永遠の0」っていう黒地に白字タイトルの画面になるのが良かった。
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Author:imyou
東京で役者をしている 【金子優子】 の日記です。
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2017年11月8日(水)〜12日(日)
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