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2014-01-25

『一郎ちゃんがいく。』



なにはともあれ。
近江谷太朗さん、台詞飛びすぎだよ…。
それ以外にも何人か噛んでたけど、近江谷さんは誤魔化し方もぼろぼろだったし、ほぼすべてのシーンで噛んでましたな。
商業演劇でこんなの初めて観た。

長い稽古時間を使ってみんなで0から未知のものを作り上げようとする小劇場とは違って、商業演劇はそれぞれがすでに持っている力を結集して、短期間で効率的にハイクオリティなものを見せるジャンルじゃない。
とりあえず台詞は初めの1歩だよー。

クライマックスの口頭試問、粟根まことさん以外の役者さんたちが、声量と滑舌の面で聞き取りづらくて残念だった。
テンポもテンションもあったけど、やっぱり聞き取れないと迫力に欠けるなぁ。
あの学術バトルは圧倒されたい。

男爵令嬢だけ衣装と髪型と所作がしょぼかったな。
明らかに1人だけ…。
主役の妻である子爵夫人はあんなに素敵なドレスを4着も着てるのに、なんで男爵令嬢のドレスは、寝巻きみたいな花柄のと、てろてろのサテンなのか。
いくら子爵のほうが上位でも、女のキャラクターふたりしかいないのに、デザインにも素材にも差がありすぎ。

台詞の言い方とか表情とか個人芸で取る笑いもいいんだけど、シチュエーションで生まれる笑いは本当に面白い。

今回で言えば、自由に語る宮様の周りを平身低頭でうろうろする臣下たちがだんだんエスカレートしていくとことか、菓子折を出されて、「男爵のお気持ちです」「お気持ちですか(現金か、にやり)」「マドレーヌです」とか。

前回観た『一郎ちゃんがいく。』(今回は再々演らしいです)は、その個人芸とシチュエーションの笑い両方がまんべんなく散りばめられた、とても素晴らしい作品だった。

今回は、稽古量の少なさからか、脚本上にあるシチュエーションの笑いを消化しきれてない感じ。
役者さんがとちることも多かったし、役者さんがどっちのつもりでやってるか明確に提示されないから、観客も笑っていいのかわからず、どっち付かずで流れていってしまうシーンが多かった。

そういう意味で、密度や強度が薄まって、この作品をやりたいというより、仕事でやらされてるようなドライな印象になっちゃった。

ということで個人芸の部分が多かったのだけど、それにしては個々のアクが薄味なのかも。
主演の升毅さんですら、やはりパワーの面では昔よりは弱まってしまっているので物足りないシーンもあった。
さすがに升さん演じる主人公と、実の娘である升ノゾミさん演じるその息子のシーンはとても良かったですけど。
当然のように関係性ができ上がってる。

もちろん粟根まことさん演じる稀人さんは素敵でした!
本当に稀なる人です。
粟根さんならなんでも受け入れる派ですけど、なんだか若干芸風変わってきましたね(笑)
なんか以前より開いた気がする。
脚本にある、負けず嫌いなところや、学術バトルに負ける理由や、解説好きなところはまんま粟根さんですね。
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Author:imyou
東京で役者をしている 【金子優子】 の日記です。
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2017年6月2日(金)〜6日(火)
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2017年11月8日(水)〜12日(日)
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