2014-03-25

3月観劇日記。


お久しぶりの観劇日記。

■エンターテイメントパフォーマンス集団SSP『Up With Future』
主宰・作・演出の杉本仕主也さんの素晴らしいホスピタリティによって、めずらしく観客参加型も嫌ではなかった。

■643ノゲッツー『ろだん』
主人公の夫が失踪した経緯が、台本上では謎解きされていたのかもしれないが、こちらには二転三転する展開のどれが事実だったのか伝わらずすっきりしなかった。
「みんなでお線香あげてくれませんか?」という台詞は素敵だったけど、サイドストーリーのはずのおばあちゃんの死に、ラスト持ってかれたのはどうだろう。

■Seiren Musical Project『SHIROH』
劇団☆新感線のロックミュージカルを、曲やキャラクターを若干削って上演。
新感線版は、上川隆也さん、中川晃教さん、高橋由美子さん、杏子さん、植本潤さん、池田成志さん、泉見洋平さん、吉野圭吾さん、秋山奈津子さん、大塚ちひろさん、江守徹さんや、新感線メンバーなどが出演していて、出演者の魅力でもってる部分がかなりある。
その隙間を埋めるだけの何かがないと。
曲はものすごく好きなのだけど、もともとストーリー自体はちょっと強引な部分もある戯曲だからやはり難しい。
とくに2幕の伊豆守の陰謀あたりからは、説明に次ぐ説明で、かなり集中して聞いていないと理解できない。
1幕をもう少しコンパクトにして、2幕を丁寧にやったほうがよかったな。
「光を我らに」が削られてて、あれがないと2幕は本当に辛いシーンばっかりで観客も体力がいる。
役者、演出、衣装などやはり拙さが目立つ。
アンサンブルの数が少なすぎて迫力が足りないし、洋装の女性陣とアンサンブルの衣装がとくに中途半端。
ラスト、自分の命と引き換えに不思議な力を発揮して大切な人を蘇らせた四郎が、一度倒れてから立ち上がる演出はいらないな。
後ろの立っている人たちみんな死人なんだから、そのまま立ち上がればよかった。
ただ新感線版だと上川さんがやっていた四郎を若い役者さんがやったことで、四郎というレーゾンデートルに悩む青年の姿はよりわかりやすくなった。

■劇団40CARAT『空っぽの青空の下であなたを抱きしめたい』
シェイクスピアの『ハムレット』とテネシー・ウィリアムズの『財産没収』をモチーフにした作品。
この劇団は2回目ですが、古典の使い方が上手い。
生演奏と台詞が素敵。
冒頭があんまり上手くないな。
こういう始まり方だったらヤダなぁと思ってた始まり方をした。
初っぱなって大事。
あと、シェイクスピアがやっぱり偉大。
主人公の親友3人とか、劇中劇をする女の子5人組とか、シェイクスピアぽい要素が面白かった。

■劇団スクランブル『Gangster Report』
ギャングのボスを殺したボスの愛人とボスの秘書。ボスに呼ばれて来た3人の殺し屋。商談に来た敵対組織のボス。潜入した捜査官。けじめをつけにきた秘書の妻。追ってきた秘書の妻の恋人。
よくある登場人物設定ながら、みんな予想外のキャラクターで面白かった。
とくに3人の殺し屋が全員女という設定は、話だけ聞いたら無理がありそうだけど、実際見たらとても良かった。
それぞれにそれぞれの事情があり、それぞれの思惑に生きてるのがイラッとしつつも魅力的。
聞き取りづらい台詞がけっこうあったのが残念。
最後のオチがもうひと工夫あったらなお良かったかも。
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Author:imyou
東京で役者をしている 【金子優子】 の日記です。
■■今後の予定■■
☆『夜を忘れなさい』
2017年6月2日(金)〜6日(火)
新宿 シアター・ミラクル
☆『希望の星』
2017年11月8日(水)〜12日(日)
池袋 シアターKASSAI

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